企業を直撃インタビューしました特集

でりでりバーベQ

プロフィール
1982年大阪生まれ。
2003年大学を休学してカフェバー「Wood village 関大前」を開業。
2005年関西大学経済学部卒業。
2007年「Wood village 近大前」オープン。
2009年「炭火焼肉 万歳」オープン。
2010年バーベキューのケータリングサービス「でりでりバーベQ」創業。
2011年「BAR NO SIGN」オープン。
現在、ウッドビレッジグループの代表取締役も務める。
事業内容
バーベキューのケータリングサービス

代表 木村友亮さん

アルバイトスタッフ自らが楽しむことで
食のエンターテインメントを提供し続ける

焼肉店の経営をしながら、バーベキューのケータリングサービスを展開

飲食店を4店舗経営している木村代表が、バーベキューのケータリングに目をつけたのは、2010年のこと。材料や器材の調達から配達、現地でのセッティング、終了後の片付け、ゴミの回収まで、バーベキューの煩わしい作業を一手に引き受けてくれるサービスだ。

「個人的にバーベキューは好きで、年に10回ぐらいはやっていました。焼肉店を経営していたこともあり、デリバリーの仕事があると聞いたとき、これはちょうどいいなと」。

食材の準備やバーベキューコンロなどの重い荷物を運ぶ手間、さらにはセッティングや火おこしなどが面倒なバーベキュー。家族などの少人数ならまだしも、会社の親睦会などで幹事を任されると、頭を抱える人も多い。

「幹事さんは、その日に人を集めるための連絡だけでも大変。そこで、我々が当日の準備すべてをお引き受けしようというわけです。コンロ1個からのご注文でもOKですし、全国に配送可能なお手軽パックなども用意しています」。

バーベキューのシチュエーションは、さまざま。「でりでりバーベQ」では、ホームページや電話でお客様の要望をきめ細やかに聞き、2人の注文から1,000人規模のバーベキューパーティーまで、幅広いニーズに対応している。

ほぼ全員がアルバイトで、高いリピート率を達成!東京進出まで果たす

開業当初、関西で5社ほどだった同業他社が、現在では10社に増加。その中でもナンバー2の座をキープしている。

「飲食業から参入している業者は少ないんです。食材や酒類を安価に提供できるのが、我々の大きな強み。また、たとえば会社の懇親会などでクライアントをお招きする場合、ご要望があれば、焼きのサービスまで提案しています」。

現在、社員1名、アルバイト6名で運営。朝の食材や器材の準備から、専用車で現地に配達してセッティング、撤去まで、ほぼ1日8時間の勤務だ。

「アルバイトのスタッフは、今のところ全員学生です。1日1万円の日当で、1つの場所を担当。平日でも2、3件はあるので、予約が入り次第LINEで連絡を入れ、空いている人材を確保する形をとっています」。

週末は件数こそ多いが、セッティングにさほど時間がかからないため、同じ場所で5グループぐらいは1人でも対応できるのだとか。未経験でも、3回ぐらい木村代表や経験者に同行した後は、1人ですべてを担当する。

「焼き方などの技術も教えますが、大切なのは、いかにお客様に楽しんでもらえるかということ。焼いているときも、肉の焼き方のコツをお話しするとか、バーベキューグッズの説明をするなど、笑顔でお客様と会話しています。そんな取り組みもあってか、うちはリピート率が高いんです。『楽しかったので』とおっしゃって、その週のうちにリピートされたお客様もいるほど」。

2015年春には東京進出を計画中。関西よりも競合他社が多い関東で、ブランド力を高める予定だ。

「僕たちが目指しているのは、“今言われて、すぐにできるバーベキュー”。スピードと価格、そして何よりお客様の高い満足度をウリにしていきたいと思っています」。

働くスタッフが楽しいのが一番!楽しめる職場環境作りの努力を惜しまない

アルバイトスタッフが重要な戦力となっている「でりでりバーベQ」。アルバイトの労働環境につて、木村代表の考えは……。

「日給アップなど、給与面の努力はもちろん、仕事に楽しさやエンターテインメント性をもっと追究したいと思っています。ウッドビレッジグループの社訓は、『食事はエンターテインメントだ!』。お客様を楽しませることもそうですが、うちのスタッフの笑顔を見ているうちに、そんなふうに感じるようになりました」。

木村代表が考えるエンターテインメントとは?

「遊園地へ行ったり、バーベキューをしたり、それらが年に1度のお楽しみだと考えると、食事は1日の最大のエンターテインメントだと思います。『お金』『モノ』『人』の中で一番大切にしなければならないのは、『人』。人を楽しませることを目標にしていれば、お金はついてくる。だから、楽しく仕事をすることが目標です」。

店をオープンした1年目、代表を含めた立ち上げメンバー3人の月給は、4万円しか確保できなかった。それでも、続けていこうと思ったのは、とにかく楽しかったから。

「当時、料理3品に飲み放題を付けた2100円のコースを設定して、利益は少なかったけれど学生には喜んでもらえたんです。常連客は学生がほとんどで、いつも仲間が集まっているような感覚でした。次の年からは、女子学生にアルバイトに入ってもらい、ランチ営業もスタート。常にアルバイトのスタッフが店を楽しく、賑やかにしてくれました」。

実は、最初に開いた20坪のカフェバーが、いつも予約で満席となったのは、木村代表が雇ったアルバイト1号の学生マジシャンがきっかけだった。

「ものすごいマジックができる学生がいると聞いて、そんな子がいるバーっていいなと思い、1カ月ぐらい捜し歩いたのですが出会えませんでした。ところが、ある日、『バイトの募集をしていますか」』と問い合わせの電話があって、それが、その子だったんです。面接は、もうマジックショーで(笑)、翌日から来てもらうことに。そのマジックで、店も有名になったんです」。

その人物とは、今やプロのマジシャンとして活躍している新子景視(アタラシ ケーシ)。「人の縁にはほんとうに恵まれている」という木村代表。ミュージシャンや俳優を目指す学生や、ミスターキャンパスなど、モチベーションの高い学生アルバイトが、なぜか集まってくるという。

アルバイトを通じて、社会に出ても役立つ知識を身につけてほしい

「でりでりバーベQ」も含め、グループ会社のアルバイトは、同グループ店舗での飲食代が半額になる。それも、本人のみならず同伴者全員にというところに、木村代表が人の縁を大事にしているということが伺える。

「カフェ開業を目指す女子学生が考案した新デザートメニューを店で出したり、まかない料理で好評だったものをレギュラーメニューに加えたり。学生のアイデアって、ほんとうにすごい。だから、この店を自由に使ってくださいという感じなんです。働いているときはスタッフですが、それ以外のときはお客様ですから」。

恩返しというわけではないが、デリバリー業務や接客業など、ここでの経験を通じて、就職活動や将来役立つものを身につけてほしいと話す。

「精神力や仕事への考え方を身につけてほしいですね。うちで得た経験や知識が就職活動でも、その先の仕事の中でも役立てられるような指導を心がけています。特に「でりでりバーベQ」では、企業に勤めていらっしゃる方がお客様の場合が多く、テキパキ動くうちのスタッフを気に入っていただき、現場で名刺をいただくことだってあります。アルバイトすることが本人の自信につながり、仕事を通してチャンスを掴めれば、それほどうれしいことはありません」。

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