履歴書の学歴・職歴欄の書き方を記入例と併せて解説!
2022.04.08
就職・転職活動に欠かせない履歴書は、正しく丁寧な記入が必要です。
たくさんの記入項目がありますが、その中から学歴と職歴欄の書き方を解説します。
記入例をあわせて紹介するため、初めて書くときや書き方に迷った場合は参考にしてください。
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履歴書の学歴・職歴欄を書く時のマナー
履歴書を書くときはどの項目も正確な情報を記入し、学歴や職歴に自信がないとしても虚偽の記入は避けましょう。
故意にウソの学歴・経歴を書くと経歴詐称にあたる恐れがあり、入社後に判明した場合は程度や勤続年数により解雇の可能性もあります。
学歴・職歴は応募者が会社の従業員にふさわしいかを判断する重要な材料のため、応募者は正確で偽りのない情報を提供し、採用担当者は情報にもとづいて採用・不採用を決めます。
学部や学科名、会社名や勤続年数は偽りなく記入し、企業へ提出しましょう。
履歴書の学歴欄の書き方
履歴書で学歴欄の書き方のポイントは、
・入学と卒業年は、和暦または西暦のどちらかに統一して表記する
・原則、高等学校入学から記入する
・学校名や学部、学科名は略さず正しく書く
の3つです。
学歴欄の書き方を1行目から順に説明します。
まず1行目の真ん中あたりへ「学歴」と書き、2行目へ移って高等学校へ入学した年と月、正式な学校名と学科やコースを書いたあと「入学」と付けましょう。
公立の学校は都道府県や市区町村名も忘れずに書きます。
3行目は2行目に書いた高校名と学科・コースをもう一度書き、「卒業」と添えますが、中退の場合は「中途退学」または「中退」と書きます。中退したにもかかわらず卒業と書いてはなりません。
学歴に中退があると不利とは限らず、中退に至った理由やその上で何をしたかを採用担当者は見ます。
学歴はあくまで採用・不採用の判断材料のひとつであり、中退であっても面接官が欲しい人材と思えば採用の可能性が十分あります。
中退の理由が家庭の事情や進路の場合は、履歴書に理由を添えてもかまいません。
大学について書く場合は、高校卒業の次の行に入学年月と正しい大学名・学部名・学科名を記入し、「入学」と添えます。
卒業は高校の場合と同じく、次の行に大学名・学部名・学科名を書きます。
中退は高校の書き方と同じく、隠さず書きましょう。
大学院の場合は卒業ではなく「修了」と記入し、応募先の仕事で役立ちそうなテーマの研究を大学や大学院でした場合、書き添えておくとアピールになる可能性があります。
履歴書の職歴欄の書き方
履歴書で職歴の書き方のポイントは、
・入社と退社年は和暦または西暦のどちらかに統一する
・社会人になってからの仕事を記入し、雇用形態や所属部署も書く
・短期間で退職した場合も省かず書く
の3つです。
職歴は学歴の下に書き、学歴を書き終えたあと1行あけて行の真ん中に「職歴」と書きます。
改行して、最初に勤めた企業の入社年月と正式な企業名のあとに「入社」とつけ、次の行に勤務した支社や支店名・配属部・配属課を書き「に配属」と付けましょう。
改行して当時担当した仕事内容を一言で書き添えます。
応募職種に関係のある職種に従事した場合、「商品企画に従事」等と書くとアピールになる可能性があります。
合併などにより会社名の変更があった場合は、□□株式会社(現○○株式会社)とわかりやすく書きましょう。
<部署移動があった場合の書き方例>
○○年□月 株式会社△△ 入社
○○支店 商品企画部に配属
○○年□月 営業部一課に異動
新規顧客開拓に従事
<異動回数が多い場合>
上の書き方例に続けて、
○○年□月 営業部二課に異動
既存客への営業業務に従事
などと書きましょう。
従事した内容の次の行へ退職年月と理由を書きますが、全て「一身上の都合により退職」のみでかまいません。
必要に応じて「契約満了のため退職」「会社都合により退職」を選び、具体的に退職理由を書かなければ不利な場合を除き、簡潔に記入します。
退職前に転職活動をする場合で退職日が決まっていれば、現在の勤務先に「退職予定」と書きます。
退職し再就職までブランクがあるときは、無職の理由を書く必要はなく、面接で回答できればかまいません。
しかし、応募先へのアピールになる事情ややむを得ない理由の場合は書いておくと分かりやすいです。
「○○年□月 △△へ2年間留学」「家族の介護」などと書きましょう。
職歴を全て書き終え賞罰がない場合は、改行して「現在に至る」と書き、改行した右端に「以上」と書いて終了です。
マナーを守って正しく学歴・職歴を書こう
履歴書の学歴・職歴欄は、応募者について採用担当者が知り採用を判断する情報のひとつです。
偽りがあると応募先企業に迷惑をかけるだけでなく、自分の経歴にも傷がつきます。
面接では、在籍した学校や勤務した企業について質問を受ける可能性があり、採用担当者は面接のプロのためウソは見抜いてしまいます。
実際の学歴・職歴を正しくかつ漏れなく書いた履歴書を提出し、堂々と選考を受けましょう。
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