履歴書郵送時の切手料金はいくら必要?正しい貼り方と注意点を解説
2022.06.23
応募先へ履歴書を持参するのではなく、封筒に入れて送る場合のマナーをご存じでしょうか。
多くの人が悩むのは、切手料金や貼り方についてでしょう。
ここでは、履歴書郵送時の切手に関するマナーや注意点についてご紹介します。
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履歴書を送る時の切手代はいくら必要?
履歴書を送るときは、封筒に入れて送ります。履歴書を入れる封筒は履歴書のサイズや折って入れるのかどうかによって異なります。
折ってから入れるかそのまま入れるかはどちらを選択しても間違いではないため、1つずつ見ていきましょう。
三つ折りの履歴書を送るときは84円
履歴書は折って送ってもマナー違反ではないため、三つ折りにして送ることも可能です。
三つ折りで送る場合、長形3号もしくは長形4号の封筒に入れ、84円の切手を貼ります。
三つ折りでもマナー違反ではないと説明しましたが、もともと履歴書は二つ折りの状態で売られており、これ以上折って利用することはあまり好ましくありません。
特に正社員に応募するときは、折らずに応募するほうが良いと言えるでしょう。
アルバイトや派遣会社への提出時は三つ折りにしても問題ありません。
A4・B5サイズの履歴書をそのまま送るときは140円
履歴書を送らず、そのままのサイズで送ると定形外郵便物の角型2号の封筒を使います。
正社員応募など履歴書を折らないで送る場合は、同封物として職務経歴書など履歴書以外の書類が必要になる場合があります。
また、クリアファイルに書類を入れてから封筒に入れるため、三つ折りの場合と比較して重くなることがほとんどです。
封筒は重さによっても金額が変わります。
履歴書と職務経歴書、クリアファイルを入れた場合、50gから100gほどになることが多いため、140円の切手を貼りましょう。
不安な人はポスト投函ではなく、郵便窓口へ持参して事前に重さと送料を確認しましょう。
切手の正しい貼り方とは?
ここからは切手の貼る位置と正しい貼り方についてご紹介します。
封筒のどこに貼れば良いのか、複数枚の切手を貼る場合はどのように配置すべきか知らない人は必見です。
封筒の左上に貼る
切手の貼る位置は、どの向きでも左上です。
履歴書を折らずに封筒へ入れる場合は縦向きですが、履歴書を三つ折りで入れる場合は縦だけでなく横向きで利用する場合もあります。
左上に貼るときは、斜めにならないよう気を付けましょう。
斜めに貼っていると必ず悪い印象を与えるわけではありませんが、良い印象を与えることにはつながりにくいでしょう。
真っ直ぐ貼ることで丁寧な印象を与えるきっかけになるかもしれません。
切手の貼り方という細かな部分までチェックしていない可能性もありますが、「絶対に見られていない」という保証もありません。
左上に真っ直ぐ貼りましょう。
2枚以上の切手は縦方向に貼る
複数枚の切手を貼る場合は、縦に並べて貼りましょう。
履歴書を三つ折りにする場合は84円切手を1枚貼るだけですが、履歴書を折らずに送る場合は複数枚の切手を貼る可能性があります。
封筒を横向きに利用している場合は切手を横に並べる印象があるかもしれませんが、封筒の向きに関係なく切手は縦に並べます。
ただし、複数枚の切手を貼ると余りものを寄せ集めた印象を与える可能性があり、パッと見の印象もあまり良いとは言えません。
履歴書をそのまま入れる場合、切手の枚数が増えそうであれば郵便窓口にて重さ確認をし、より少ない切手数になるように購入すると良いでしょう。
何枚までなら印象が悪くならないと決まっているわけではありませんが、3枚以上になる場合は新たに購入することをおすすめします。
履歴書を送る時の切手はどこで買える?
履歴書を入れる封筒に貼る切手は、コンビニや郵便局などで購入できます。
また、近年ではネットショップで購入する人も増えています。
どこで購入しても支払い額は変わらないため、購入しやすい場所をチェックしていきましょう。
コンビニ
全国にさまざまな種類のコンビニがありますが、基本的に63円切手、84円切手、94円切手を購入できます。
店舗によって在庫が異なるため、必ず販売しているとは言えませんが、63円から94円までの切手を取り扱っている店舗がほとんどです。
10枚以上購入したい場合は、電話などで事前に在庫や取り扱いについて確認しても良いでしょう。
コンビニでは290円切手や320円切手といった比較的高額の切手は、取り扱っている店舗のほうが少ないため注意しましょう。
郵便局
郵便局では、普通切手だけでなくシール切手や慶弔時向けの切手も取り扱っています。
在庫がなく購入できないこともほとんどないため、複数枚購入する時でも安心です。
高額切手の取り扱いもあり、記念切手などキャラクターや地域の切手など取り扱いも多いため、どこで購入するか悩んでいる場合は郵便局がおすすめです。
特に履歴書を折らずに郵送する場合は、重さの確認と共に切手を購入しても良いでしょう。
ネットショップ
近くにコンビニや郵便局がない人は、ネットショップで購入することも検討してみましょう。
ネットショップと聞くと記念切手など特別な切手がほしい場合や大量購入する時のみ利用するイメージがあるかもしれませんが、1枚単位から購入可能な場合もあります。
ただし注意すべき点は、コンビニや郵便局では84円切手の場合84円で購入できますが、ネットショップの場合は送料などで切手価格以上の支払いが必要になってきます。
また、購入後受け取るまでに時間がかかるため、急いでいる人には向いていません。
履歴書の送付方法は?
切手の貼り方や購入場所について説明してきましたが、ここからは送付方法についてご説明します。
普通郵便をはじめ速達郵便や特定記録などさまざまな送付方法があるため、どのような違いがあるのか理解して選択しましょう。
普通郵便
履歴書送付のマナーとして、速達郵便や簡易書留にしなければならないルールはありません。
日常的に利用することも多い普通郵便を利用しても、問題なく送付先へ届きます。
料金も最も安価なので、普通郵便を利用して送付する人はかなり多いと言えるでしょう。
速達郵便や簡易書留、特定記録を利用すると追加料金が必要になるだけでなく、場合によっては郵便窓口へ行かなければなりません。
応募期日に余裕があり、簡易書留などの指定がない場合は普通郵便の利用で良いでしょう。
速達郵便
速達郵便は名前のとおり早く届く送付方法です。
応募期日が迫っている場合やできるだけ早く届いてほしいときに利用しましょう。
速達を利用する場合は、通常の送料だけでなく速達料金の支払いが必要です。
速達料金は、重さ250gまでは290円です。
通常の送料に290円追加した合計額の切手を貼り、封筒の表面に「速達」と赤色のペンで書いてからポストへ投函しましょう。
速達は場所や投函時間によっては最短当日に届くこともあります。
ただし、期日ぎりぎりに提出すること自体良い印象ではないため、できるだけ普通郵便で送れるよう余裕を持って準備することが大切です。
簡易書留
簡易書留は手渡しで配達するだけでなく、郵送の記録が残るため万が一紛失や届かなかった場合に郵送履歴をチェックできます。
郵送履歴をチェックしたい人や応募方法として指定されている場合は利用すべきですが、追加送料が必要なだけでなく、手渡し配達によって「受け取る手間」がかかってしまいます。
特に指定されていない場合は、できるだけ利用しないほうが良いでしょう。
簡易書留は送料に320円の追加支払いが必要です。
特定記録
特定記録は問い合わせ番号によって配達が完了しているか、現在どの地点にあるかをチェックできる方法です。
送料に160円追加することで配達状況を確認できるためおすすめです。
簡易書留と似ているように感じますが、特定記録の場合は手渡し配達ではありません。
郵送記録を残しているだけなので、応募先に手間がかかることもありません。
履歴書は個人情報を記載していることもあり、配達が完了しているかをチェックするという意味でも特定記録の利用はおすすめです。
履歴書を郵送するときの注意点
履歴書の郵送を経験したことがある人や慣れている人は少ない傾向にあります。
郵送時の注意点やチェックしておくべきポイントについて見ていきましょう。
無地の白い封筒で送る
履歴書を郵送するときは、白の封筒を使いましょう。
企業同士の郵便物など、多くの場合は茶封筒が利用されています。
茶封筒を利用して履歴書を送ってしまうと他の郵送物と混在してしまうため、見分けやすくするためにも白色を選びましょう。
また、柄が入っているものやポイントで模様が描かれている封筒は避け、無地の封筒にしてください。
コンビニや100円ショップ、店舗によっては薬局やスーパーでも販売されています。
切手デザインは普通のものを選ぶ
切手にはさまざまなデザインがありますが、慶弔用切手やキャラクター切手は避けましょう。
「普通切手」と呼ばれるノーマルデザインの切手を選び、封筒に貼り付けます。
キャラクター切手であるために不合格になると決まっているわけではありませんが、応募時に貼る切手としてはふさわしくありません。
慶弔用の切手に関しては利用場面を間違えているため、常識がないと判断されてしまう可能性があります。
キャラクター切手や慶弔用切手しかない場合は新たに普通切手を購入するか、郵便局の窓口で手数料5円を支払って交換してもらいましょう。
切手料金がわからないときは郵便局へ
封筒の送付は重さやサイズによって異なるため、いくら分の切手を貼るか分からない場合は郵便局の窓口へいき、適切な料金を支払って送付しましょう。
切手料金が合っているか分からない状態で送ることはとても危険です。
送料不足で送ってしまうと送料不足として戻ってしまいます。
また、送料過多の場合は問題なく配達されますが、切手料金の常識がなく、その場に間に合わせるために多く貼っている印象を持たれる可能性があります。
不安な人は郵便窓口へ行き、正しい送料で郵送しましょう。
メール便で郵送しない
履歴書は、郵便時の区分としては「信書」に該当します。
名前や住所、職歴などの個人情報が多く記載されていることから、ゆうパックやゆうメール、ゆうパケット、クリックポストは利用できません。
これは法律で決められているため、メール便は利用できないと覚えておきましょう。
もしメール便で送ってしまうと法律違反に該当するだけでなく、企業側にも常識がない人物とみなされてしまいます。
絶対に利用しないようにしましょう。
封筒には必要な項目を記載しておく
履歴書送付時は、封筒に4項目が書かれているかチェックしましょう。
- 宛名(郵便番号、住所、郵送先の会社名や人物名)
- 差出人(郵便番号、住所、名前)
- 赤ペンで「履歴書在中」
- 封筒口に「〆」
宛名を間違えると失礼なため、記入時はもちろんポスト投函前にも再チェックしましょう。
履歴書が入っていることが封筒からも分かるように表面左下に「履歴書在中」と書きます。
目立たせるためにも赤ペンを利用して書き、誰が見ても履歴書が入っていると分かるようにすることがポイントです。
封筒口を糊付けで閉じたら、「〆」と書きます。
これは履歴書の送付時だけでなくビジネスマナーの基本です。
必要な切手料金を把握して履歴書を郵送しよう
履歴書を送る場合、三つ折りにして封筒に入れるか折らずに封筒に入れるか選択し、どちらを選ぶかによって送料が変わってきます。
切手は全国のコンビニや郵便局で購入できますが、料金など不安がある人は郵便窓口で確認してから送付しましょう。
普通郵便で問題ありませんが、配達が完了しているかチェックするために追跡サービスを利用したい場合は特定記録の利用がおすすめです。
履歴書の送付で相手へ悪い印象を与えないためにも、郵送マナーを守って送りましょう。
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