就活中のバイトは必要？就活中とバイトを両立させるポイントとは

就活はお金がかかるため、アルバイトでお金を稼ごうと考えている人もいるでしょう。

しかし、就活中は何かと忙しく、アルバイトとの両立は大変なものです。

そこで、就活中にアルバイトをする場合、どんなメリット・デメリットがあるのか紹介します。

メリット

就活中にアルバイトをする最大のメリットは、収入が得られることです。

お金に余裕があれば、就活に必要な身だしなみから、スキルアップまでお金をかけられるでしょう。

収入が安定すると、心が落ち着くメリットもあります。

また、就活中にアルバイトをするメリットは、気分転換になる、社会経験になることもあげられます。

毎日の就活生活ではストレスが溜まってしまいますが、間にバイトがあれば気分転換が可能です。

バイトで経験した、言葉遣い、対応方法なども就活に役立つため、両立はおすすめです。

デメリット

就活とアルバイトを両立させるデメリットは、継続が難しい点です。

学生は、勉強・部活・サークルと何かと忙しく、両立の難しさを感じるでしょう。

人によっては、時間に余裕がなくなり、イライラを感じる場合があります。

また、就活とアルバイトを両立させるデメリットは、バイト先に迷惑をかける問題もあります。

どうしても就活を優先しなければならず、企業説明会や面接があれば、バイトを休まなければなりません。

雇用者にはきちんと説明していても、急なスケジュール変更で同じバイト仲間に迷惑をかける恐れもあるでしょう。

就活とアルバイトの両立が難しいことを理解していても、あえて両立を選ぶ人はいるでしょう。

両立させるなら、デメリットを少なくする工夫が必要です。できるだけ両立させる工夫をいくつか紹介します。

就活に役立つおすすめバイトの特徴

就活とアルバイトを両立させるなら、就活に役立つバイト先を選んでみましょう。

バイト先からお金をもらえて、さらに就活にも役立てば一石二鳥です。

就活に役立つバイトとは、面接官にアピールしやすいバイト先のことです。

たとえば、名前が知られており、社員教育がしっかりしているバイト先で働いていれば、面接官も悪い印象をもたないでしょう。

誰もが自慢したくなるバイト先なら、就活の面接でアピールできます。

また、バイト先で学べる内容は、就活で選ぶ企業の特徴に合わせましょう。

たとえば、接客で評判のバイト先、プレゼン力が高いと評判のバイト先などです。

また、パソコンの基礎が学べるバイト先、人への指導力を学べる塾講師なども就活に役立ちます。

就活とバイトを両立させるコツ

就活とアルバイトを両立させるにはコツがあります。

事前にコツを知っておけば、就活もバイトへも悪影響を減らせるでしょう。

どちらも諦めたくない人向けに、両立のコツを紹介します。

会社の面接が少ない曜日にバイトをする

バイトをする日は、就活の面接がない日に限定しましょう。

就活の面接があると予想できるのは、平日の9時～17時までです。

土日は休みの企業が多いため、バイトは土日限定なら無理なく続けられます。

夜間も面接を行う企業は少ないので、バイトにあてる時間にできます。

面接がない日にバイトをあてる理由は、会社から指定された面接日時を断りづらいためです。

「その日はバイトがあるので、別の日にしてもらえますか？」とは言えないでしょう。

何度も断られると、よほど魅力的な学生ではない限り、別の学生を選ぶはずです。

だからこそ、バイトは面接がない日を選んでください。

また、就活の面接とバイトが重なると、バイト先にも迷惑がかかる理由もあります。

シフトを変更しやすいバイト先を選ぶ

第二に、シフトの変更がしやすいバイト先を選びましょう。

就活の面接とバイトが重ならないよう、土日や夜間にバイトにあてても、急な変更が必要かもしれません。

たとえば、面接が長引いてしまい、バイトに遅れそうな場合です。

シフトの変更がしやすいバイト先とは、従業員が多いバイト先です。

できれば、シフトを変わってもらいやすいよう、同年代のバイトがいるといいでしょう。

同じ就活生であれば、お互いの事情を理解しており、急なシフト変更でもスムーズです。

もし、急なシフト変更をしてもらったら、必ずお礼をしましょう。

良い関係を築いておけば、お互いに気持ちの良い仕事ができます。

代わってもらうのはお互い様ですが、ちょっとしたフォローがあると悪い気持ちはしないものです。

バイトを無理しない程度にする

最後に、バイトは無理をしないことです。

就活とバイトを両立させるだけでも大変なので、体に負担をかけないようにしましょう。

日中に就活をして、夜間にバイトを入れると、寝不足になる恐れがあります。

寝不足が続けば、日中の集中力が低下しやすく、就活に影響を及ぼしやすいためです。

どのくらいが無理のないバイトかは、人により異なります。

十分に睡眠がとれて、精神的負担が少ない程度に調節してください。

就活はずっと続くわけではなく、就活が終わればバイトに集中できます。

それまでの辛抱だと思って、少し制限するくらいがちょうどいいでしょう。

適度なバイトで就活に力を入れることができれば、早く就職が決まるかもしれません。

誰でも、寝不足で頭が回らない人よりも、シャキッとした活力のある学生を求めるものです。

目先のお金にとらわれず、就活を効率よくするためバイトは無理しないでください。

バイトの経験は就活に有利なのか？

もしかしたら、バイトをする理由は就職を有利にするためかもしれません。

そんな人は、バイトをしたことがないと、就活に不利になるのではないかと不安でしょう。

バイト経験は就活に影響されるのか紹介します。

就活のためにバイトは必要？

生活に支障をきたすようなら、無理やりバイトをする必要はありません。

就活のため無理にバイトをすれば、学業や就活にも影響を及ぼしかねません。

確かに、学生中にバイトをしない人は少数です。

なぜバイト経験がないのか、面接官も気になるかもしれません。

しかし、「学業に専念したい」など明確な理由がありバイトをしていないなら、悪い印象を与えることはないでしょう。

逆に、曖昧な動機でバイトをはじめて、短期間でバイトを辞めるほうが悪い印象を与えます。

「学業に影響があったからやっぱり辞めた」では、面接先の会社にも同じような印象を与える恐れがあります。

バイトは就活に有利になるの？

多くの会社では、バイトの経験を判断基準にすることはありません。

バイト経験のある人がいいなら、自社でバイトを雇いそのまま社員にすればいいからです。

一般的にそのような雇い方は少なく、バイト経験よりもその人そのものを判断基準にしている場合が多いようです。

ただし、一部の会社ではバイト経験を判断材料にするところがあります。

とくに経験を重視しており、即戦力を求める会社に多いでしょう。

また、その人物がどのくらい社会貢献を考えているか、バイト経験から判断する場合もあります。

体調管理をすれば、就活とアルバイトの両立は可能です。

ただし、週に5日などフルで入るのは難しいかもしれません。

両立しやすいのは、必要最低限を稼ぐ考え方です。

近場での就活なら1回数百円の交通費でも済みますが、遠方での就活を考えているならある程度の稼ぎは必要かもしれません。

就活に必要な費用を考えながら、ペースを落とす方法がおすすめです。

就活中にバイトするなら土日がいい

おすすめのバイトは、土日のみの勤務です。

企業の多くは土日が休みなので、面接とバイトが重なる心配が少なくなります。

ただし、サービス業だと土日も営業しているため、注意してください。

就活の業種を考えながら、バイトの曜日を調節してください。

就活を理由にバイトは休むことは可能？

就活を理由にバイトを休むことができます。

事前に、バイト先に就活中だと伝えておけば、休むことは理解してくれているはずです。

ただし、何度も急に休まれると信用を落とすかもしれません。

できれば、いつまで急に休む可能性があると、期限を限定して伝えておきましょう。

すでにバイトをしている人、これからバイトをする人は、就活での履歴書にバイト歴が書けるか気になるでしょう。

正社員での経験しか、職歴に書けないと考えている人は少なくないようです。

どのような対処にすべきか紹介します。

履歴書の職歴にアルバイト経験を書いても良いの？

基本的に、アルバイト経験は、履歴書の職歴に書きません。

職歴とは、正社員での就職歴を示しているためです。

新卒採用の履歴書では、「職歴なし」となっているのが一般です。

ただし、応募先に関連するアルバイト経歴なら、履歴書に記入しても構いません。

バイトで学んだスキルをアピールできるなら、記載しましょう。

どのように書くかは、次の項目で詳しく紹介します。

履歴書の職歴の書き方

正社員として働いた経験がなければ、職歴に「なし」と記載します。

職歴がなくても、何も書かないのはNGです。

なければ、ないと書いてください。

書き方は、「職歴」を中央寄せで、「なし」を左寄せで、次に「以上」を右寄せで書きます。

アルバイト経歴を履歴書に記載したいときは、自己PR欄に記載しましょう。

積極的にスキルをアピールしたい場合に、自己PR欄を使います。

自己PR欄でどのようにアルバイト経歴を記載したらいいのか紹介します。

文章での記載となるため、わかりやすく書くようにしましょう。

まず結論から始めるのが大事

自己PRの記載は、わかりやすくするため結論から書きます。

ここでの結論とは、アルバイトでどんな経験をしたかです。

面接官はアルバイト経歴を知りたいのではなく、どのようなスキルがあるか、どんな社会経験があるのかを知りたがっています。

エピソードは具体的に

結論の後には、エピソードを盛り込み相手に伝わりやすくしましょう。

エピソードとは、そのスキルや経験を得た経緯のことです。

その結果になるまで、どんな問題があったのか、どのように工夫したかなどです。

記載の流れは、問題→解決策→結果です。

仕事にどう活かせるかを説明

最後に、仕事にどう活かせるのかを説明する文章を付け加えましょう。

スキルや経験があっても、再現性がないと意味がないからです。

バイト先で起きた問題は、入社後に置き換えてみてください。

問題解決能力があるとアピールできれば、どのような場でも活躍できるでしょう。

就活中にバイトをどうするか迷っているなら、まずは両立できるバイト先を探してみてください。

具体的に両立をイメージできれば、バイトをしても問題はないでしょう。

就活中は就活がメインとなるため、バイトにかける時間を少なくする方法がおすすめです。

もし、就活とバイトの両立が難しいと感じるなら、就活1本に絞ればいいでしょう。

バイトの経歴が就活に影響することは少ないからです。

自己PRは何もバイト経験だけでなくてもよく、他の経験を使うこともできます。